2021年振り返りと、マイカーを買った感想

明けましておめでとうございます。
前回のブログポストから一年程度空いて、早くも年が明けてしまいました。遅ればせながら去年あったことを振り返ってみます。
緊急事態宣言下が長かった2021年、ほぼオフィスにはいかずリモートワークで自宅に引きこもっていて、対面で人に会うことがほぼなく、社会との接点が希薄になっていたと思います。

そんな中で生活を最適化すべく、自宅の生活が快適になるように行動した一年と言って良いです。大きなところでは6月に引越しをして、9月にはマイカーを手に入れました。

公共交通機関で移動することが大きく減ったので、駅に近いことはそこまでメリットにならない現状があり、逆に駅から遠くても駐車場付きの広い家に住み、クルマを買った方が行動範囲が広がるのではないかと考えました。また、2020年から飼い始めた愛犬(ミニチュア・シュナウザー♂)と出かけるために、マイカーがあると便利なこともあります。こうした考えから、生活をシフトしてみました。

SUBARU FORESTER

家族と相談してSUVを買うことは決めていて、 候補になっていたのは SUBARU FORESTER, TOYOTA RAV4, HONDA VEZEL の3つでした。検討の結果、FORESTERを購入したわけですが、そこに至るまでにはネットで情報収集するだけでなく、自動車ディーラーにも行きました。老舗の自動車ディーラーで高価な買い物をするのは初めての体験でしたが、実物を見たり触れたりできるし、カタログや資料はいろいろと見ることができるし、営業さんが様々な情報を教えてくれるし…と、なかなか面白かったです。

あとは比較検討した各社(というより各営業所?各担当者?)の違いが感じられたのも面白い体験でした。
とある担当者はとても事務的であっさりした対応でした。こちらが買ってくれるような客にとても見えなかったのかもしれません。
またとある担当者はニコニコと愛想が良い割に製品知識がなく、上司がほとんど製品の説明をフォローしていました。その担当者の付き添いで試乗もしましたが、操作や機能の説明などを全然してくれないのでどんな機能があったのかはよくわからなかったです。悲しい…。
またとある担当者は製品知識に豊富で、試乗のときにもよく機能について説明してくれたり、ちゃんと売る気満々で、他社との検討状況や、こちらの予算を考慮してくれたりと懇切丁寧に接客してくれました。

というわけで、その懇切丁寧な対応をしてくれた営業担当者さんのお店で買うことに決めたのですが、その方のおかげでよくクルマへの理解が進んだし、購入の仕方や手続き、予算などすべて納得した上で良い買い物ができたと思っています。SUBARUさんは良い社員教育をしているんだなと思いました。

ちなみにネットでの情報収集ですが、 ハンターチャンネルの正直レビュー はとても参考にさせていただきました。おかげで満足のいく買い物ができました。すばらしい情報発信ありがとうございます。

SUBARU FORESTERのレビュー

購入したのは FORESTER アドバンス 5AA-SKE 2020年10月モデル になります。2021年にマイナーチェンジしてしまったので既に型落ちですが、型落ちになることが決まっていたからこそキャンペーンが組まれていて割安になっていたことや、マイナーチェンジの内容がそこまで魅力的な内容でなかったことからこれにしました。

実は僕、マイカーを所持するのは20年ぶりくらいで、クルマは好きなのにも関わらず所持しない生活を送ってきました。そんな自分がいざ最新のマイカーを手に入れて見ると、自分がいかに浦島太郎になっていたかを実感しました。今のクルマは電気的最新技術の集合体ですね…。レーントレースなどの運転支援、クラッシュ回避ブレーキやエアバッグなどの安全装備、ドライブレコーダーやカーナビとの連携、EV走行への切り替え、四輪駆動の制御、何事も電気的に事細かく制御されていて非常に高い次元で快適なドライブができるようになっている。

アイサイト

いまさらだけどやはり アイサイト はすごい。これを使うと、前車追従、速度維持、レーンキープが行われるので、運転者が行う操作が大幅に減ります。正しくコントロールされている状態ではペダルを操作する必要がなくなり、高速道路での運転が楽になるのは言わずもがな、渋滞でのストレスも減ったし、一般道でもうまく使えば十分に使えるレベルだと思います。

ただあくまで運転支援であり、自動運転のようなレベルにはほど遠いので過信は禁物というところで、例えば赤信号に反応して停止することなどはできないし(前走車がいてそれが停車すればこちらも停止できるが、自分が先頭だと無理)、センターラインや障害物などがはっきりとしていない道路ではレーンキープの挙動も怪しいものです。あとは発進後に直ちに設定速度まで加速しようとするので、普通はこのタイミングで加速しないよ、というタイミングで加速しようとするとか。カーブが多い道だと、ちょっと怖いです。

そんな欠点も認識しつつ、アイサイトを使っていって感じたのは クルマは自分で転がっていくので、そのサポートをする という感覚で、これまでの クルマを操作する・運転する という感覚とは異質なものです。まさに新しい体験だと言えます。

他社のクルマももっとじっくり試乗して、運転支援技術の比較もしてみれば面白かったかもしれません。Toyota Safety Senseとか、HONDA SENSINGとか、MAZDA i-ACTIVSENSEなどは、どの程度実用的なのかは気になります。

走行性能

アイサイトを使わずに普通に運転しても、AWDによる十分な走行性能があります。自分がかつて運転してきたクルマはFRとFFですが、どちらの感覚とも違う四輪の設置感がある気がします。これは水平対向エンジンのおかげかもしれないですが、こんなに腰高なのにカーブを曲がる時にあまりロールしないですね。そして、踏んだら踏んだ分進んで行く。

ただやはり車重があるので重さは感じます。上り坂では多めに踏んでやらないと登っていきません。SUVを選んだ時点でこれは仕方ないですね…。

e-BOXERと燃費

あとe-BOXERというハイブリッドシステムですが、低速走行時や下り坂走行時にEV走行になるだけで、他は基本的にエンジン走行になります。面白いのはエンジンとモーターが同時に働くこと。停止状態または低速状態から加速するときにこの状態になるのですが、低速走行時のトルクをモーターで補っているらしいです。

エンジン走行とEV走行は自動的に制御され、アイドリングストップの制御含め、かなり頻繁に切り替えが行われます。かなり自然に切り替えが行われていると感じるし、頑張った制御になっていると思うのですが、エンジン再始動時の振動がどうしても気になるときはあります。

ここ数ヶ月で観測している燃費は7〜15km/lとかなり幅があります。街乗りだと10km/l前後。ストップアンドゴーの多い低速走行ばかりだと7km/l程度。高速道路を使った長距離移動時は15km/lくらい出ることもあります。燃費を良くするためのコツはなるべくECOモードでアイサイト走行をすること。ECOモードにすると加速時のアクセル開度がマイルドになって、エンジン回転数があまり上がらないようになります。もちろん、加速はのろくなりますがね…。

タイムズカーについて

クルマを所持しない生活を送ってきた僕は、必要なときはレンタカーを借りるなどしてきましたが、結婚して家族と出かける機会が増えてからは タイムズカー を利用してきました。

タイムズカーはステーションも多いしスマホから簡単に予約やキャンセルができて大変便利に使っていたのですが、愛犬が乗せられないのと、1週間前くらい前に予定を決めて予約しておかないと大体は予約がいっぱいになってしまって借りられない。当日に思いつきで出かけたり、突然必要になったときには使えないので、日々の足として使うような使い方はできないんですよね。

後書き

モノを所持する必要がなくなっていくこの時代に逆行するようではありますが、マイカーを手に入れて新しい生活を始めてみた、というのが自分の2021年となりました。

2022年はこの新しい生活スタイルをベースに、コロナ禍から立ち直っていきつつある社会により適応していきたいと考えています。関係者の皆様は今年も何卒よろしくお願いいたします。

さくらのVPSから Lightsail へ引っ越した

さくらのVPSを使ってこのサイトをホスティングしてきた のだが、この度 AWS の Lightsail に引っ越した。

引っ越しした最大の理由は、契約して以降長らく使いっぱなしのマシンの OS が CentOS 6 だったから。 CentOS 6 は11月30日でサポートが終了 しており、そのまま運用するわけにもいかないぞ…と目下の課題だった。
それに、さくらのVPSを使っていたことには積極的な理由はなく惰性でそうしていただけだ。2020年12月時点でこのサイトのホスティングと、likealunatic.jp ドメインに紐づいたメールアドレスを Gmail に転送することにしか利用していなかった。メールは現在 Gmail のアドレスしか使っていないので、独自ドメインのメールアドレスは捨てることにした。引越し先では WordPress サイトのホスティングだけできればよい。

移転先として Lightsail を選んだのは、現在の仕事で AWS を利用しているため、少しでもサービスに触る機会を増やしたかったから。まあ、業務で Lightsail は使わないわけだけど…。それに調べてみると Lightsail の方がさくらのVPSよりコストが安いし、スペックも見劣りすることもなかったので。

年末年始の宿題として取り組むつもりだったのだが、思いのほか簡単に済んでしまって拍子抜けだった。

ほぼ こちらの記事([Lightsail]さくらインターネットからAWS LightsailにWordPressを最速で移行する – スモールスタート編 | ma-ya’s CREATE / WEB DESIGN) で紹介されている手順で作業は完了した。とても有用な記事をありがとうございます。

つまづいたポイントとしては HTTPS 化の作業で sudo /opt/bitnami/bncert-tool した際に、

Warning: The domain 'mydomain.com' resolves to a different IP address than the
one detected for this machine, which is 'aa.bb.ccc.dddd'. Please fix its DNS
entries or remove it. For more info see:
https://docs.bitnami.com/general/faq/configuration/configure-custom-domain/

というようなメッセージが表示され、それ以上設定が進められなくなったこと。 これはドメインのゾーン情報に、旧サーバーを指すAレコードが残っているからだった。さくらインターネット会員メニューのドメイン設定画面からAレコードを削除したら解決。

というわけで2021年も始まりましたが、こちらはのらりくらりとやっていこうと思っています。 改めまして、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

References

M1 Mac について調べたことあれこれ

この3連休にゆっくり情報収集していたら、M1 Mac がとても欲しくなってしまった。買うなら今使ってる MacBook Pro 13-inch の同モデルへの買い替えかな。

とはいえ Homebrew 動かないとか、そういった情報もあり、開発用に簡単に使うには少しハードルがまだある模様。Rosetta 2 を使えばなんとかなるのかな?とも思うけど使用感がわからない。現状そこまで困っていないので、しばらく様子見。

M1 と Apple Silicon について

  • Apple は Aシリーズと名付けた自社製 Soc(Apple Silicon)を iPhone、iPad、Apple Watch、Apple TV などに搭載してきた。Aシリーズを Mac 向けに強化したのが M1。
  • SoC は「System on a chip」の略で、CPU、GPU、メモリなどの集積回路を1つのパッケージで実現したチップ。モバイルなどの小さなデバイスは大体このチップを使って作られている。
  • ARM はコアのアーキテクチャの一種で、それを使って各社 SoC を実装しており、Apple Silicon もこのアーキテクチャを採用している。
  • M1 は 5nm プロセスを採用した初の PC 向けチップで、160 億個のトランジスタを搭載。

M1 Mac について

  • すべて Big Sur (macOS 11) 搭載。
  • MacBook Air はファンレスでタッチバーなし。MacBook Pro はファンありの冷却システムを持つ分ピーク性能が上。

アプリについて

  • Intel プロセッサ向けバイナリと Apple Silicon 向けバイナリを1つのパッケージでまとめた「Universal Apps」と、Intel プロセッサ向けバイナリを M1 Mac で動作させる「Rosetta 2」を提供。
  • iOS 向けのアプリが、M1 Mac では直接動作するようになる。

References

フルリモートワークの課題感

しばらくぶりのブログ。最近はというと転職し、5月から新しい会社で働いている。

新型コロナウィルスの影響もあって、IT企業はリモートワークが一般的になったとは思う。しかし新しい会社のユニークなところは、そもそもフルリモート勤務がOKなところだ。リモート勤務前提で、地方から参画しているメンバーもいる。(もちろん、希望すればオフィスに行ってもOK)

緊急事態宣言の影響もあって転職前の環境からリモートワークとなっていたが、実際にこの数ヶ月フルリモートワークをしてみて、いろいろ思うところはあった。いま感じている課題は以下のようなものだ。

  • 他チームとの連携の難しさ(特にリアルタイムコミュニケーションを必要としている職種との)
  • Slack を見ていると結局同期的なコミュニケーションになりがちで、自由な働き方にはほど遠い
  • うまく成果をあげられないメンバーをどうフォローするか
  • うまくいかずに悩んでいるメンバーが悩んでいる過程が見えにくい。「悩んでいます」と言える人はそもそも自分で解決する能力がある人。問題はそれが言えない人をどうフォローするか
  • 自身の成果が、会社や上司からどう見られているかがわかりにくい。会社はそれをどのようにわかりやすく評価するか
  • 属人化による悪影響が顕著に現れる
  • 属人化している業務があると、緊急を要する事態が起きたときにダメージが大きい
  • わかりやすいドキュメンテーションが命で、誰かに聞かないとわからない業務があると業務が滞りがち
  • ナレッジ的に属人化している業務は情報共有で解決するが、スキル的に属人化している業務はいまいるメンバーではどうにもならない。適切な人材を採用するかアウトソーシングするしかない(あ、これはリモートワークとは関係ないか)

ネガティブなことばかり書いてしまったが、良いことだってもちろんある。しかしまあ、通勤が必要ないとか、家族との時間が増えるとか、そういう一般的なことなのでわざわざここで書かなくていいかな。

ところで GitLab は会社の経営方針を Handbook として公開していて、スタートアップにとってとても参考になる。そのうち GitLab’s Guide to All-Remote はリモートワークチームにおけるスタンダードを示していると思ったので、以下に引用しておきたい。

  1. Hiring and working from all over the world instead of from a central location.
    一極集中ではなく、全世界から採用し働く

  2. Flexible working hours over set working hours.
    固定された業務時間より、フレックスタイム

  3. Writing down and recording knowledge over verbal explanations.
    口頭による説明より、書き起こされ、記録されたナレッジ

  4. Written down processes over on-the-job training.
    OJTより、書き起こされたプロセス

  5. Public sharing of information over need-to-know access.
    知る必要がある人にだけ与える情報共有より、公にする情報共有

  6. Opening up every document for editing by anyone over top-down control of documents.
    ドキュメントはトップダウンで管理するより、誰でも編集できるようにすべてのドキュメントを公開する

  7. Asynchronous communication over synchronous communication.
    同期的なコミュニケーションより、非同期的なコミュニケーション

  8. The results of work over the hours put in.
    使った時間より、仕事の成果

  9. Formal communication channels over informal communication channels.
    非公式なコミュニケーションチャネルより、公式なコミュニケーションチャネル

簡単には諦めずに改善を積み重ねて、うまく回せるようなチームを作っていきたい。

イベント参加メモ: kiitok Career Market Vol.1

2/1(土)に Career Market | mixi、CA、DMM等のメガベンとスタートアップのエンジニアが集い、キャリアを語るカンファレンス に参加してきました。
“Vol.1 メガベンとスタートアップで得られるキャリア資産の違いとは?” とも題されており、メガベンチャーやスタートアップで活躍されているエンジニア出身の偉い人や現役エンジニアの方々が登壇されていろいろ語る、というものでした。
当日取ったメモをポストします。


Keynote Session: メガベンチャー/スタートアップでのエンジニアのキャリパスのすべてとその歩み方

転職/退職したい理由とは

  • 新しいものに惹かれているのか?今の環境から離れたいのか?
  • その技術を極めたいならコミュニティにいけばいい。その技術を使ったたくさんの人が使うサービスを作りたいならその会社に行けばいい

環境から離れるタイミング

  • 未来が自分の想像できる範囲になると離れる人もいれば、未来が見えないと不安になる人もいる
  • 自分にとってストレッチの効いたミッションがその環境になくなったら
    • 成長するとスコープが大きくなる
  • 何をやりたいのか?
    • 長期的な視点と、短期的な視点が必要
  • 入るための道具と、入ってから得られる道具は違う
    • 道具を目的に合わせていったん整理する
    • 入るための道具は一本強いのがあれば大丈夫では
    • 意味ない筋肉はあまりないけど、見せる筋肉はここだけ、みたいな
    • これやって意味あるのかな?と思うより、信じて行うことが大事
  • やってみたら意味があったこと
    • マーケティングとか。昔はバカにしていた
  • 人と比較するのはやめましょう。しかしポジティブな人たちと一緒に働くことが重要
  • お互いに何が強いのか尊重しあえるチームがヘルシー
  • いいやつになること。口角をあげよう。話しかけられるような人になろう
  • Give First
    • 相手が論理的に話しているのか、感情的に話しているのか。慰めてほしいのか、アドバイスがほしいのかを見極めて話そう
    • 相手から思わしくない反応があるときもあるが「こんなにしてやってるのに」と思った時点で本当のGiveではない。Giveし続けることが大事。

Session1: メガベンとスタートアップの現場の本音。採用、異動、開発現場、組織文化、給与、評価についてポジもネガも包み隠さず話します

どんな人が採用されやすいのか?

  • 採用基準は?
    • その人がチームに入ったときに何が起きるのか、想像できること
    • 自走できるかどうか
    • 型を身につけているかどうか。軸足は残してもらって、プラスチャレンジをしてもらいたい
    • スタートアップはそれぞれの強みをいかしてチームで進んでいけることが重要
  • 面接でどんな質問してる?
    • どんな瞬間が嬉しいか?
    • 成果とアプローチどちらか一個でいいので、すごいのを教えてください
      • よくあるのが、成果なんだけどチームの成果です、ってパターン
      • 個人の話を語ってほしい
    • その人の得意技はなんなのか?
    • ビジネスに対する理解や興味はどのくらいあるか?
    • チームメートにどこを頼られますか?
  • 開発言語やツールはどうやって決まるのか
    • 現場の声は比較的反映される(CA)
      • どっかの部署で使ってみて、うまくいったら全社に展開するパターンが多い
    • どれだけ再利用できるのか?(EXAWIZARDS)
      • ドキュメンテーション必須
      • 有識者が決定したら、議論の余地はない
  • 開発組織の文化
    • 自分が言ったものが伝わらない前提でコミュニケーションする(EXAWIZARDS)
    • 成果物をきちんと計測/数値化して、自分の仕事に自信を持ってもらう
  • 評価制度
    • 技術的に難易度が高いことへの挑戦、ビジネスの成功は分離して考える(EXAWIZARDS)
    • 評価はしない。フィードバックはする(PLAID)
    • ここ1、2年でようやく整ってきた。グレード制。透明性を重視(CA)
  • 第二新卒の採用基準
    • いまの環境がいやだ!という人は、自分の会社に来てもそうなってしまうのではないか、と思ってしまう
    • 個人でアウトプットしている人
  • 技術領域の広げ方
    • 一年に一つ新しいことをやるといい。同時に複数のことはやらない
    • 尖っていないから表に出てないけど、手広くやって社内で活躍している人も多い(CA)
    • スタートアップは何でもやらなきゃいけない。でも軸がある人の方が良い

Session2: なぜ私はこのキャリアパスを歩んできたか?スタートアップとメガベンキャリアを選択してきた第一線エンジニアに聞く

戦略性:そのキャリア、狙ってましたか?

  • 掛け算的なキャリアにすべし

キャリアの意思決定

  • 今後自分がやりたい領域にいけば。自分の場合はスマホシフトの時期に、それにちゃんと向き合っている会社へ行った(黒木さん)
  • やりきった感。何をやりたいんだ自分は、となった時期があったが、どこに行っていいかわからなかったので転職をいったんやめた。プライベートを充実させ、悩みから離れた。社内転職して気分を変えた。(二串さん)
  • 120%頑張れば届く、ところにチャレンジする。それ以上ストレッチすると失敗する。手の届くところを高くするために、日々精進すべし
  • 転職するなら、なぜこの会社を辞めたいのか。なぜこの会社に入りたいのか。これがちゃんと説明できるべき

Session3: 2025年までのエンジニア生存戦略

この過去5年で起きているトレンドの変化

  • オンプレがクラウドになった。いろんなことがソフトウェアに飲み込まれた
  • Firebase とかが出てきて、バックエンドエンジニアへの需要に変化が?
  • メルカリ筆頭にスタートアップ増えた。資金調達とか
  • デジタルトランスフォーメーション
  • Horizontal Saas はレッドオーシャン化した。Private な Saas とか、ターゲットを絞った Saas が流行 需要の変化
  • オフショアを活用すると、その単価と競争しないといけない
    • その領域、その分野しかできない、となると需要は減る
    • 掛け算ができていないと需要は減る
  • 自分で企画はできないけども、事業は理解できる、とかでないと。技術だけできるワガママなエンジニアはもう生き残れない
  • 技術アンテナが立っていることが重要。Java/PHP をやっていること自体は悪くない。ただ、海外にライバルが多い
  • システム全体を設計できるか?が重要
  • どれだけシステムの目的志向で動けているか
  • 技術的な知識やドメインの知識は必要条件であって、十分条件ではない
    • サービスを届けられて、事業が成功すれば、最悪知らなくていい。知っていないと普通はできないから知るべき、というだけ
  • ソフトウェアがすべてを飲み込むことで、大きなことを小さなチームでできるようになった
  • コミュニケーション能力があって、好奇心を持つこと。そうでないとチーム内で浮いてしまう。9割ディスカッションしていて、1割作業する、とか、極端に言えばその方がいい
  • 仕様が決まっていなかったら、こちらから提案する、という姿勢

求人ニーズの変化

  • 未経験を取らなくなった
  • じゃぶじゃぶした VC 投資は減ってくるはず。スタートアップは減っていく
  • 大企業が DX を進める文脈で、小さいチームで小さいサービスを作っていく、というのは今後も続く
  • サーバーサイドは本質的に、サービスとして実際の運用をしたことがないとできない
  • 会社は何らかのサービスを提供している。それを巻き取るような動きをしていけば経験が積める

メモは以上。

エンジニアとしての生存戦略を考えるという点で、とても参考になる話ばかりでした。
第一線で活躍されている方々を見たり話を聞いたりすると、やる気が湧いてきます。登壇者の方も語っていましたが、ポジティブなエネルギーを発している人と仕事をするってことが重要ですね。
僕もまだまだ、エンジニアとして食っていくぞ。