XAMPPを使うと、ローカル環境でサイトの動作確認ができて大変便利です。
複数のサイトを制作・管理する場合、ローカル環境に複数のドメインがあったら便利だと常々思っていました。実際にやってみたところ、うまくいったのでその方法をご紹介します。
- 環境:
- Windows XP SP2
- XAMPP for Windows Version 1.6.6a
- XAMPPのインストールディレクトリはデフォルト設定のまま(C:\xampp)です。
- C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.confをテキストエディタで開き、
#NameVirtualHost *:80
となっているところの先頭の#
を取り除きます(コメントアウトを外す)。 仮にD:\htdocs\hogeというディレクトリをhttp://hoge.localhost/というサブドメインで参照したい場合、同ファイルに以下のように記述を追加します。
<VirtualHost *:80> DocumentRoot "C:/xampp/htdocs" ServerName localhost </VirtualHost> <VirtualHost *:80> DocumentRoot D:/htdocs/hoge ServerName hoge.localhost </VirtualHost> <Directory "D:/htdocs/hoge"> order deny,allow allow from ALL </Directory>
他にもドメインを追加したい時は、同ファイルに続けて以下のように書きます。
<VirtualHost *:80> DocumentRoot D:/htdocs/fuga ServerName fuga.localhost </VirtualHost> <Directory "D:/htdocs/fuga"> order deny,allow allow from ALL </Directory>
ファイルの修正が終わったら上書き保存します。
同ファイルに
<VirtualHost>
の書き方のお手本がコメントアウトされた状態で書いてあります。それを見ると、ServerAdmin
やらErrorLog
といった項目が書いてありますが、動かすだけならこれらを省略しても支障はないようです。C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hostsをテキストエディタで開き
127.0.0.1 localhost
となっているところを次のような感じに修正し、保存します。
127.0.0.1 localhost 127.0.0.1 hoge.localhost 127.0.0.1 fuga.localhost
- apacheを再起動します。XAMPPコントロールパネルから「停止」ボタン→しばらく待ってから「開始」ボタン で再起動になります。そもそも起動していないなら、「開始」ボタンを押して起動させます。
- ブラウザでhttp://localhost/やhttp://hoge.localhost/にアクセスし、正常な表示ができるかどうかを確認します。