置換インライン要素の縦方向の位置をborderで調整してみる

同じ行内にラジオボタンもしくはちっちゃな画像とか(つまり置換インライン要素)とテキストが混じっている場合、テキストの表示される縦方向の位置がブラウザによって結構違っていたりして、困りませんか?これを調整するには普通、ラジオボタンにvertical-alignプロパティを指定しますよね。baseline(規定値)とか、middleとか、bottomとか。

しかしvertical-alignプロパティで同じ値を指定しても、やっぱりブラウザによって微妙に位置がズレてしまうし、ピクセル単位での細かい指定ができません。これをborderで強引にやってみました。

置換インライン要素に縦方向のborderを設定してやることによって、borderの太さ分だけ縦位置をズラしてあげることができる……はずです。もちろんvertical-alignも併用するといいでしょう。
border-colorは背景色と同じにできるのがベストですが、背景画像があったりするとアウトなのでtransparentにします。

以下、実際にやってみたサンプルへのリンクです。

サンプルを見た方は既にお気づきかもしれませんが、残念ながらすごい微妙です。私がサンプルを表示確認をしたブラウザはIE6、IE7、Firefox2、Opera9、Safari3です。

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コーダーのための(X)HTMLテンプレート

あ!ああいうコードを書いたらどうなるんだろう?!とアイデアを思いついた時に、ポンと開いてすぐコードを書き始められるテンプレートがあったら便利だなと思ったので、作りました。
以下のリンクからお好きにお持ち帰りください。

コーダーのための(X)HTMLテンプレート(zip形式)

(X)HTMLのテンプレートなんて、いくらでも配布されていると思いますのでありがたみはないと思いますが・・・。

で、内容は以下のようなものになります。

  • 文字コードShift_JISとUTF-8の2種類のファイルを用意。
  • HTML 4.01 Strict/Transitionalのそれぞれシステム識別子有りと無しを用意。
  • XHTML 1.0 Strict/TransitionalのそれぞれXML宣言有りと無しを用意
    (ただし文字コードShift_JISではXML宣言の省略はできないのでXML宣言有り版のみ)
  • すぐにCSSやJavaScriptを書けるようにstyle要素とscript要素を予め記述

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文字化けしたMP3タグ情報(ID3タグ)の直し方

いろいろ一段落して、ようやくMacBookへの環境移行を本格的に進めています。
そんな中で起こった問題がiTunesライブラリの文字化け。
Windows環境でエンコードしたMP3をMacにコピーすると、ID3タグが文字化けを起こしてしまいます。

こりゃどっかで聞いたことある現象だなぁ?と思い、ググったら、やっぱりそんな記事がありました

ライブラリのリストで該当の曲を選び、右クリック(Ctrl+クリック)して「ID3タグを変換…」を選択。

iTunes スクリーンショット1

「文字列を変換」にチェックし、「ASCIIからISO Latin-1へ」を選択して「OK」。

iTunes スクリーンショット2

この通り、直りました。

iTunes スクリーンショット3

もしかしてこれって全部手動でタグ情報を打ち直しなのか・・・とか思っていただけに、ホント助かりました。。

MacBook購入

おめでとうございます。このMacBookはあなたに出逢うために作られたのです。

物欲に負け、ついにMacBookを購入。

自前のMacは初めてだし、ノートパソコンも初めてなので、本当に溺愛しそうです。
ともかくも今はウキウキワクワクな気分です。

リダイレクト手法まとめ

サイト内でページを移設するとか、拡張子を変更するとか(html→php など)、ドメインを変えるとかいったことになると、旧URLから新URLへのリダイレクトをするケースがあります。リダイレクトが必要とされるのは、旧URLを参照するユーザーに不便をかけないためだけではなく、検索エンジンのロボットにURL変更を通知するためという側面もあります。

ここでは3つのリダイレクトの方法を取り上げてまとめてみました。

  • (1)301リダイレクトと呼ばれる方法で、.httaccessを使うなどして行うもの。
  • (2)HTML<meta http-equiv="Refresh" ...>を使う方法
  • (3)JavaScriptのlocation.href、またはlocation.replace()を使う方法

(1)はサーバー側に.htaccessを設置する方法です。具体的なコードは以下のようになります。

Redirect permanent /index.html https://likealunatic.jp/index.php
Redirect permanent /about.html https://likealunatic.jp/about.php

これで/index.htmlにアクセスしようとした人は/index.php にリダイレクトされるようになります。/about.htmlについても同様。この例は実際に当サイトで使っているもので、ファイルの拡張子をhtmlからphpに変更した際のものです。このようにリダイレクトしたい分だけずらずらと行を増やしていけばOK。
Googleでも Yahoo!でもはこの方法が推奨されています。

(2)HTMLファイルのヘッダーに直接書き込む方法です。head要素内に下記のようなコードを書けば良いだけです。簡単。

<meta http-equiv="Refresh" content="0; URL=/index.php">

この例は /index.php に0秒後にリダイレクトする、ということになります。
ただし当然ながらこの手法は古いURLにリダイレクト用のHTMLを残しておかねばならないことになります。

また、この方法はGoogleでは推奨されていないようです。しかしYahoo!においては正当な手法としてきちんと言及されています。
この方法でリダイレクトした場合、ブラウザによってはリダイレクト用のページが履歴に残ってしまい、「戻る」ボタンを押した時の挙動がおかしくなる場合があります(「戻る」を押しても再度リダイレクトされてしまい、戻れない)。検証不足により「どのブラウザがこうなる」とは具体的に言えませんが、少し試した限りではIE7やOpera9はこの挙動になってしまうようです。
これについては似たようなことを実験しているページを発見したのでリンクを張っておきます……リファラ実験

(3)はJavaScriptを使ってリダイレクトです。ただしlocation.hrefを使うと"「戻る」ボタンで戻れない問題"が発生しますので、履歴の残らないlocation.replace()の方がいいです(こちらでは戻れる)。こちらの手法も古いURLにリダイレクト用のHTMLファイルを置いておかねばならないという点で、(1)に劣ります。
また、GoogleではJavaScriptによるリンクをクロールできないことを明示しています。

Googlebot は JavaScript を含んでいるページもインデックスに登録しますが、JavaScript そのものに含まれているリンクをたどったりインデックスに登録することはできません。

よってこのJavaScriptによるリダイレクトを使用する場合には、(2)のmeta要素による手法と併用したり、noscript要素で代替コンテンツを記述しておく必要があります。

以上3つの手法においてはダントツで(1)の301リダイレクトが優秀であるのは言うまでもありません。しかし、何らかの理由によりサーバーに手を入れることができない場合、(2)(3)を併用するのがベストな手法でしょう。

具体的には、下記のようなコードが良いのではないかと思います。(XHTML1.0 Strictの場合)

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Strict//EN"
"http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-strict.dtd">
<html xmlns="http://www.w3.org/1999/xhtml" xml:lang="ja" lang="ja">
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8" />
<meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript" />
<title>Like@Lunatic トップページへ</title>
<script type="text/javascript">
location.replace('https://likealunatic.jp/');
</script>
<meta http-equiv="Refresh" content="0; URL=https://likealunatic.jp/" />
</head>
<body>
<noscript>
<p><a href="https://likealunatic.jp/">Like@Lunatic トップページへ</a></p>
</noscript>
</body>
</html>

ちなみにa要素によるリンクはnoscript要素で囲わなくても良いですが、リダイレクトが実行される前に一瞬だけリンクが見えてしまいますのでご注意を……。