CSS Nite LP, Disk 6に参加した際のメモ

6月27日(土)に参加したCSS Nite LP, Disk 6に参加した際のメモ+αを公開します。

Soy CMS

会場入りしたのが14時半頃という大遅刻をやらかしてしまったため、このセッションはほとんど最後の方しか聞くことができませんでした。

  • 管理画面を丸ごとスクラッチで作り直すことも割と簡単に可能。
  • 動的ページ生成
    • 固定リンクの生成についてはmod_rewriteを使って実際にはないhtmlファイルをあるかのように見せている。本当にそのhtmlファイルが存在した場合はそちらが優先して表示される。

Web Release 2

  • 大事なのは「柔軟性」
  • CMSに求められる柔軟性
    • 制作時:テンプレート開発
    • コンテンツ入力:
  • KPIを高めるためにはPDCAをまわす
  • 短期間で低コストでできること
  • 次のリニューアルで再利用できるか:TCO
  • 特徴
    • SEO効果の高い、静的コンテンツ生成型
    • デザイン、レイアウト、サイト構造に制限が無い
    • Web標準に対応
    • リポジトリー型
    • パッケージ型のためインストール及び管理が極めて用意
    • ハイパフォーマンス
      (再構築的な処理が非常に高速)
  • CMSサーバーとWWWサーバーが別になっていて、CMSサーバーからWWWサーバーに自動的にFTPする
  • 価格
    • Enterprise Editionn:300万円(税別)
    • Workgroup Edition:50万円(税別)500ページまで
  • オプションは一切なし
  • WebReleaseは2000年にバージョン1がリリースされているので9年くらいの歴史
  • ミッドレンジというクラスではトップシェア
  • 1本買えば、複数のサイトを管理することができるライセンスになっている(本当?WWWサーバー1つに複数ドメインが割り当てられているようなケースだけでは?)
  • WebRelease2を選ぶ理由
    • Simpliity & Complexity
    • まるで「白いキャンバス」
      Webの既成概念にとらわれないレイアウト、サイト構造が実現可能
  • WebRelease 2 バージョン2.4 が近日中にリリースされる
    • 追加される新機能
    • 承認ワークフロー
    • WYSIGエディター
    • タグ追加
    • 関数追加
  • デザインが決定する前にコンテンツを入れていくことができるのでサイト構築フローが改善される
  • CMSサーバーとしてMacBookローカルにインストールして動くくらいのシステム用件だよ
  • テンプレート
    • 要素の名前には日本語が使える
    • HTMLのソースに %要素名% とすることで要素を呼び出すことができる
    • アスキーコードで書けるものは全て生成できる

事例紹介デモ 株式会社ボールさん

  • 「Nissan NOTE」 – 低燃費少女ハイジ
    • フルFlashサイト
    • XMLをWebRelease生成
    • CSVデータを取り込んでページを生成する機能を使った
    • データCSVからXMLに吐き出させ、JSでパースして使った
    • HTML晩のページもある。テンプレートを変更し、XMLではなくてXHTMLを生成させて対応
  • 雑誌「ACROSS」
    • 5000ページくらいの規模のサイト
    • 既にコンテンツをデータ化してあったのでリニューアルした際に、コンテンツの再入力する必要がなかった

CMS Designer

  • プラットフォームに依存しすぎるな
  • MTの問題点
    • どこを書き換えるとどこが変更されるのか・・・
    • サイト全体の構成を知らないと、テンプレートを書き換えるのが大変
  • CMS Designerの特徴
    • 動的生成
    • 各ページが1つのCMSのように振る舞う
  • CMSに過度に依存せずに必要な部分だけに導入できる
  • フィールドの定義はXMlファイルでできている。このXMLファイルを更新すると、編集画面に反映される。
  • テンプレート言語
    • <cmsd: ...>
    • <xsl: ...>
  • 拡張子はphpにする必要がある。
  • phpにできないときは.htaccessのmod_rewriteを使って対応する必要がある
  • ライブコーディングタイム
    • テンプレート例文
      <cmsd:entrylist name="event1">
      <cmsd:design>
      <xsl:template match="entrylist">
      <xsl:for-each select="entry">
      <div class="event">
      <a href="event_article.html"><xsl:value-of select="title" /></a>
      </div>
      </xsl:for-each>
      </xsl:template>
      </xmsd:design>
      </cmsd:entrylist>
  • テンプレート言語を埋め込んだphpファイルをFTPでアップするだけ
  • その他の機能
    • 日時指定公開/公開終了
    • ユーザー権限
      • 特定のユーザーには「削除」できないようにする
      • 自分が登録したエントリしか見えない(ショッピングモールサイトなど)
    • ページキャッシュ
      • 静的生成とほぼ同等のパフォーマンス
  • まとめ
    • シニアにも好評
    • 52,290円
    • お試しは無料 (ユーザー登録なしでダウンロード可)
  • テンプレートタグに関しては、充実した公式リファレンスマニュアルがある
  • 2005年4月に最初のバージョンがリリース
  • 元々xslでできることはなんでもできる

RCMS

  • 「コンテンツを管理して、それをサイトとして表現する」
  • サイト全体をCMSに乗せる必要がある
  • 元々、早稲田大学ラグビー部の公式サイトのシステムだった
    • 2000年からCMSで稼働
    • 月間300万PV
    • 7月にYoutube連携機能を使って公式チャンネル開設
  • RCMSは「誰でも」「どんなWebサイトでも」作れるが設計思想
    • SaaS版を最初から提供
    • 情報入力と情報設計を混在させない
    • メタデータでコンテンツを保存
    • 「ページ」でWebサイトの表現を考えない
    • ページはコンテンツが集まってできた集合体
    • 関連性+コンテンツ=無限の情報
    • コンテンツをどう配置するか+そのコンテンツをどう表現するか=IA
    • SaaS???(SaaSという用語についての説明がなかったため、ついていけませんでした)
  • モジュールが100種類以上あるので、プログラミングはほぼ不要
  • SaaSなのでインストール不要。すぐ使える。
  • インストール型の悩み→バージョンアップやセキュリティ などの悩みがない
  • 100種類以上の機能
    • 全てスクラッチ、自社開発
  • SaaS(ASP)と、サーバインストール(パッケージとして)の提供
  • 簡易管理画面
  • 表示する機能を選べる
  • ページ毎、モジュール毎、ブログ毎などきめ細かなCSS設定が可能
  • モバイル対応 ・・・というよりはマルチデバイス対応
  • 対応するHTMLはHTML 4.01 Tranditionalが基本
  • 他言語サイト構築機能
    • コンテンツに対して翻訳文を追加するだけ
  • 独自の開発モデル
    • β版を無料提供 → FBに対して開発チームが対応 → 正式版(有料)をリリース

プレゼン終了後

  • 鷹野さんからプレゼンテーターへの辛口なお説教
  • 小林さんからの補足
    • プログラミングができなくても、豊富な機能でカバーできるところが良い

a blog CMS

  • a blog
  • 2004年 a-blog発売
  • 2009年 有料ライセンス2000以上
  • PHPのプログラムでできている
  • ページは動的生成
  • つかう機能は、はじめから
    • フォーム機能
    • ユーザー権限別の管理
    • カスタムフィールド
    • SEOとLPO
    • キャッシュ機能
    • モバイル対応
  • デモ
    • 静的なページをCMSに組み込んでみる
    • themesフォルダに静的htmlとその他ファイル一式を突っ込んで、管理画面からそれを設定
  • テンプレート
    • 基本は普通のHTML
    • 属性値などに少々、専門の記述を加えるだけ
    • 属性値で特定のパラメータを与えると、入力必須のフィールドになる
    • <!-- BEGIN MODULE Form --> ... <!-- END MODULE Form -->
  • ログイン状態になると、通常のページに「編集」などのコントロールが表示される
  • 管理画面の作り込みが可能
  • カスタムフィールドでコンテンツの検索・絞り込み機能が簡単に作れる
  • ブロック単位の管理
  • 標準搭載のフォーム
    • フォームオプション
    • フォームの各項目に属性が設定できる
  • おさらい
    • がんばるWeb制作者のためのCMS
    • a-blog cmsひとつでコンテンツ管理
    • XHTML+CSSの既存の知識で導入できる

Bingo!CMS(ショートセッション)

  • 一通りCMSとしての機能は入っている
  • 画像のトリミングが管理画面からできる
  • 画像の一括アップロード
  • Flicker検索機能

Jimdo(ショートセッション)

  • KDDIが提供するサービス
  • ドイツ産
  • Ajaxベースのオンラインウェブサイトビルダー
  • 無料版/有料版(900円くらい)
  • 大規模ウェブサイトには向かない
  • ブロック単位の管理
  • 既にコンテンツが入っているものを書き換えていく
  • 実際のサイトと同じ見た目の管理画面
    • オフィスソフトしか使えない人でも更新できる管理画面を追求した
  • APP Store的なプラットフォームを作ろうとしている
    • 今年秋公開予定

Power CMS for MT(ショートセッション)

  • MTを拡張する様々なプラグイン
  • 結局MTでいいじゃん・・・
  • MT経験者であれば今日からでも使えます

パネルディスカッション

  • 議題:ぶっちゃけMTとWordPressってどうよ
    • ブログに特化したソフトなのでは
    • 複雑なMTタグを覚えなくてはならないし、WordPressはPHPがかけないと柔軟性がない
    • WordPressは進化が速いので注目している
    • MTは管理画面が使いづらい
    • MTはWindows的なイメージ、WordPressはLinuxっぽいな・・・
    • MTでは「誰が楽になったのか分からない」
    • MTのいいとこ
      • 日本で一番、理解されている(ユーザーの多い)テンプレート言語
      • バックエンドのプログラマーと組んで開発するならおすすめ
    • WordPressのいいとこ
      • PHP書けて、一人でぐちゃぐちゃできるひとにおすすめ
  • 議題:製品のウリとか
  • 議題:今後の戦略とか
  • 議題:サイト全体型か、部分型か

参加した感想

CMSといえばMTしかマトモに使ったことがないため「国産CMSにどんなものがあるのか、てっとり早く知ること」という目的を持って参加しましたが、これは達成できたように思います。ただ、勉強会というより品評会という感じがしました。

それとプレゼンテーションの質にやたら差があったことが残念です。果たして自分が各製品を正等に評価できたのかどうか、自信が持てません。

しかし、日本のソフトウェアメーカーがここまで鎬を削って様々な製品を開発していることが分かった、というだけで有意義な時間でした。CSS Niteさんが今後も興味深い企画を立ててくれることを、期待しております。

最後に

この記事はあくまで私個人のメモを書き起こしたものですので、正確な情報はCSS Niteの公式ページや、各製品の公式な情報をご参照ください。

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