WinXPローカルでXAMPPを使ってMovableTypeを動かす

追記 – 2010-03-14

2010年3月時点では、この記事の情報は正確でなくなっている可能性があります。現在の情報で当記事を書き直しましたので、よろしければそちらをご覧ください。

  1. XAMPPのインストール、Apacheの設定
  2. ActivePerlのインストールと設定、MySQLの設定
  3. ImageMagickのインストール、Movable Typeのインストール

ローカルでMTが動かしたくて数日格闘した結果、無事動かすことができました。せっかくなのでここにやり方をまとめます。

環境と準備

  • OSはWinXP SP2
  • XAMPPは2007年5月30日時点の最新版(version 1.6.2)
  • XAMPP Perlアドオンは2007年5月30日時点の最新版(version 5.8.8-2.2.4)
  • DBはMySQL
  • xamppをインストールするディレクトリはC:\xampp(デフォルトでそうなってる)

まずはXAMPPをダウンロード。ここでは[ベーシックパッケージ]のインストーラ版を使用。

それからPerlアドオンもダウンロードしておく。同ページからDL可能。ここではインストーラ版を使用。

ローカルでMTが動くまで

  1. XAMPPのインスーラを実行。
    インストールの途中apache、MySQLはサービスとしてインストールしておく(自動起動になる)。他の設定はここでは全てデフォルトに。C:\xamppにインストールされる。ファイルがそれなりに多いのでちょっぴり時間かかる。
  2. Perlアドオンもインストール。インストール設定はデフォルトでOK。ファイルがそれなりに多いのでこちらちょっぴり時間がかかる。
  3. Apacheの再起動(アドオンを有効にするため)
  4. http://localhost/ にアクセスする。最初に言語選択画面が出るので「日本語」を選択。その後「XAMPP Windows版へようこそ Version 1.6.2 !」と表示された画面が出るはず。ステータスをチェック。
  5. CGIファイルの関連付けを変える。
    拡張子が「.cgi」のファイルを右クリック→プロパティ→プログラムの変更→参照ボタン→C:\xampp\perl\bin\perl.exeを選択してOK。
  6. C:\xampp\apache\conf\http.confの設定。
    エディタで開いて、372行目、#ScriptInterpreterSource registry#を外す。これでファイルの関連付けに基づいてPerlのパスが処理されるようになる。保存してApachの再起動
  7. DBの準備
    http://localhost/phpmyadmin/にアクセス
  8. 「新規データベースを作成する」に「movabletype」(DB名)と入力して「作成」ボタンを押す
  9. セキュリティ対策 (1)

    • メニューの「特権」をクリックして「root」ユーザの「操作」のアイコンを押す
    • 「パスワードを変更する」でパスワードを入力。「実行」ボタンを押す。するとphpMyAdminにアクセスできなくなる。
    • C:\xampp\phpMyAdmin\config.inc.phpをエディタで開き、81行目のpasswordの値に先ほど設定したパスワードを入力して保存。するとphpMyAdminにアクセスできるようになる。(※ セキュリティ対策(3)を先に実施すればこの設定は不要…?)
  10. セキュリティ対策(2)

    C:\xampp\htdocsC:\xampp\htdocs\xampp.htaccessファイルを設置して、外部からのアクセスを遮断。

    ファイルの内容は

    order deny,allow
    deny from all
    allow from localhost
    allow from 127.0.0.1

    とかでいいはず。
    よく分からない人は.htaccess Editorとかで作りましょう。かく言う私もよく分かっていません。 ちなみに.htaccessファイルはBOM付きのUTF-8で作るとエラーになるので、Shift_JISとかで作っとくのが無難です。

  11. セキュリティ対策(3)

    C:\xampp\phpMyAdmin\config.inc.phpの68行目の値configを、httpcookieに変更。 phpMyAdminにアクセスした時にユーザ名とパスワードを聞かれるようになる。ユーザ名はroot、パスワードはStep9で設定したもの。

  12. MTをインストール
    C:\xampp\htdocsmtフォルダを作り、MTのファイルをコピー。 http://localhost/mt/でアクセスしてみる。 http://localhost/mt/mt-check.cgiを実行し、一番下の方に「準備が整いました(略)」と出ていればOK。
  13. http://localhost/mt/mt.cgiにアクセスするとMTの設定ウィザードになる。 (C:\xampp\htdocs\mt\mt-config.cgiをいじってもいいけど、こっちのが簡単)
    1. ステップ1/3

      見つからないパッケージが一覧で出てくるが、今回は無視。使うならお好みで調べてみてくださいー。

      • Image::Magick → 今回は無視。使うならお好みでー。
      • Crypt::DSA → 今回は無視。使うならお好みでー。
      • DB_File → Berkley DBを使わないので必要ない。
      • DBIとDBD::Pg → PostgreSQLを使わないので必要ない。
    2. ステップ2/3

      データベース → 「MySQL Database」

      • データベース名 → movabletype
      • ログイン名 → root
      • パスワード → セキュリティ対策(1)か(3)で設定したパスワード。未設定なら空白。
      • データベースサーバー → localhost
      • データベースのポート → 空白
      • データベースのソケット → 空白

      「接続のテスト」ボタンを押す → 「データベース設定を完了しました。次へボタンをクリックしてメールの設定をしてください。」と出たら「次へ」

    3. ステップ3/3

      ここではしません。「次へ」。これで「mt-config.cgi」が生成される。

    「Movable Type Publishing Platform 3.35の構成が終了しました。」と出る。「インストール」ボタンを押す。
  14. あとはレンタルサーバーなどにインストールするのと同じように、ログイン名とかの設定をフツーにしていけばOK。

現バージョンのXAMPPでは、日本語を使用言語にした場合「セキュリティ」パネルにアクセスするとエラーが出て見られませんが、以下の方法で解決可能。

C:\xampp\htdocs\xampp\lang\jp.phpC:\xampp\security\htdocs\langにコピーする。

最後に。
XAMPPの取り扱いについてはWebサーバーをインストールする作業である以上、設定によってはセキュリティ上の危険を冒すことになりかねません。その点、皆様の自己責任にて作業をとり行なっていただきますようお願いいたします。

参考にさせていただいたWebサイト
CMSを通じて学ぶMovable Type実践技法
XAMPP – 青海波@Tokyoblog PukiWiki Plus!

4 thoughts on “WinXPローカルでXAMPPを使ってMovableTypeを動かす

  1. MTをローカルで動かす by XAMPP

    カズヲさんがMTをローカルで動かすようにした記事を読んでウチでもやってみよっかなーと漠然と思ってたんですが、昨日深夜、突如思い立って実装してみました。…

  2. 初めましてshpと申します。 私も、xampp + Movable Type version 4.01をやってみました。 Movable Type version 4.01 php化したいと思います。 インストール バージョン Movable Type version 4.01 Movable Type 個人ライセンス(無償) IE7 管理画面 設定 → ブログ設定 → 公開 公開パス サイトURL ?http://..**/mt4/ 鍵アイコン Site URL Lock サイトパス D:\xampp\htdocs\mt4\ 鍵アイコン Site Root Lock 鍵がLockされて、鍵が開きません。 システムメニュー ユーザー システム権限 すべてチェック入っています。 なぜでしょう、解除出来ません。次に アーカイブの拡張子 html → php 変更保存すると、エラー  サイトURLは絶対URLでなければなりません。と出て変更保存が出来ません。 公開設定 全て、変更保存出来ません。他の管理設定は保存されます。 ブログ新規作成 ブログ記事作成 再構築 ユーザー shp システム管理者に成っています。 一覧 カテゴリ にも鍵アイコン有りますが、 一覧 カテゴリ 鍵アイコンクリック 出力ファイル名  △ 警告: このカテゴリの出力ファイル名を変更すると、URLが変更されてリンク切れが起こる場合があります。 入力 変更を保存 クリック 保存されました。 javascript:void(0); OKですね。アクティブスクリプト 有効になっています。 公開設定だけ、変更の保存されません。 ブラウザの JavaScript ON IE7 × Opera9.50 × Sleipnir2.517 × Firefox2.0.0.7 × Lunascape4.5.0 rc1 × Safari 3.0.2 for Windows beta × 上記、ブラウザ、全てダメでした。 以上の件、宜しくお願い致します。 自宅試用サーバー Windows XP SP2 DDNS XAMPP Apache/2.2.4 (Win32) PHP/5.2.3 MySQL 5.0.43 Perl 5.8.8-2.2.4 ZoneAlarm Security Suite 7.0.362.000 ちなみに、http://www.coreserver.jp/ OS Linux (32bit) を借りて、MT4 インストール 管理画面 公開設定 Windows XP SP2 でだめだった、変更保存出来ました。 鍵アイコンも解除されます。OS Linux (32bit)でしたら OKでした。わかりますでしょうか。

  3. Pingback: XamppでPerlを動かすメモ | ITnews online 日本語 Blog

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