映画『スティーブ・ジョブズ』を見て【ネタバレ注意】

普段Appleプロダクトにお世話になっている一個人として、映画『スティーブ・ジョブズ』を観に行ってきた。

正直、映画としては残念な部類。
「え、そこで終わるのかよ?!」というところで終わっちゃったりします。

自分は書籍『スティーブ・ジョブズ』(彼の死後出版された伝記本)を読んでいるので、映画に出て来たどのエピソードも理解できたけど、それは映画に出てこないシーンも頭の中で補完できたからだと思う。
書籍『スティーブ・ジョブス』がおもしろいのは彼の人間性、人生と、Appleという会社の盛衰がうまく絡み合って描かれた物語だからだ。映画ではAppleという会社での政治的エピソードが最もフィーチャーされており、スティーブの人間的側面は十分に描かれていたとは言いがたい。
とはいえ書籍で『現実歪曲空間』と言われていたジョブスの異常な説得力の描写はあったし、恋人との間に生まれた子供を自分の子供と認知しないなどというエピソードは盛り込まれていたものの、どれも投げっぱなしな印象で、「それでどうなった?」というか、起承転結がない、というか。

彼の伝記本は上下刊で、それぞれ400ページオーバーですよ。彼の一生のエピソードはそれだけのボリュームがあるんです。
一人の偉大な人間の一生を2時間程度の映画に納めるのはやはり無理というものなのか。うまく映画の尺に納めるには、無理が生じるのは仕方ないのかも。

もし映画を観て「物足りない」「なんだこれ」と思いつつ、スティーブ・ジョブスやAppleに興味を持った方は伝記本を読んでみることをおすすめします。そちらの方がおもしろいですよ。

スティーブ・ヴァイ来日公演を見に行ってきた

The Story of Light Tour 2013 のTシャツ

昨晩は横浜ベイホールにスティーブ・ヴァイ来日公演を見に行って来た。

超絶ギターを弾きながら歌ったり踊ったり、ギターを振り回したり背中で弾いたり舌で弾いたり、メンバーと一緒になってLEDがビカビカに光る奇抜な衣装や演出をしたり、客をステージに上げて歌わせてその場でセッションしたり、とにかくオーディエンスを楽しませようという精神がすさまじくて、MCなどではお茶目でウィットに富んだトークをしてくれて、でもどこまでも謙虚で、自分の音楽を楽しんでくれるオーディエンスへの気配りと感謝を一時も忘れない。

そんな漢だった、Steve Vai という人間は。

彼は超絶ギタリストであるだけでなく、間違いなく極上のエンターテイナーであり、いつも観客の声援にニコニコと応える、素晴らしい人格者だった。

かつて10代の頃、誰にでも自分にとってのアイドルがいたと思う。彼らをライブコンサートなどで、実在する人間として実際に目の当たりにする興奮。この忘れていた興奮を、思い出した。

Steve は僕にとって間違いなくアイドルであり、彼が目の前に存在し、立ち居振る舞っていること自体に本当に興奮したし、人間離れした演奏とステージをこの目で見ることができた。 もう彼は50歳を超えているはずであるが、年齢を全く感じさせない、(ある意味いつも通りの?)エネルギッシュなステージを見せてくれた。 これが目の前で、現実として起こったことである。その事実にひたすら感動した。

彼がまた日本に来てくれることを、心から願わずにはいられないのである。

P.S.
また一つ嬉しかったのは、Steveがしゃべっていることが大体理解できたことだ。 自分の英語力は少しずつだが進歩している。ここ2年ほどやってきた英会話は無駄ではなかったようだ。

FillSpector for iOSというゲームがおもしろい

同僚がFacebookで紹介していたのでダウンロードしてみたら、面白かったのでやりこんでいる。
プレイ動画を撮ってみた。こんな感じのゲーム。

システムはいたってシンプルで、キャラクターを操作して時間内に一本道を進んでいくだけ。
ただ操作にコツが必要で、慣れないうちはキャラクターがまったく前に進んでくれない。そのコツをつかむまでは何この罰ゲームっていうくらい本当に動かないので、やり出してすぐ投げ出しそうになった(笑)

しかしコツが分かってキャラクターが動かせるようになると、一気に快感が押し寄せてくる、そんなゲーム。(そのコツとやらについてはアプリの「How to Play」で公式の動画が説明しているので、割愛。)
扱いにくいジャジャ馬を力でねじ伏せて乗りこなす喜びというか、そういう楽しみ方ができるゲームって結構希少だと思うんだなあ。

FillSpector for iOS

RaNa gRam、始めてました

RaNa gRam

新年あけましておめでとうございます。 大晦日より風邪をひき、緊急外来のお世話になった末、独り寝床で元日を迎えるという残念な思い出を作ってしまった関口です。こんばんは。

勤務先のプログラマー部隊が昨年4月から事業部として独立し、RaNa gRam(ラナグラム)を名乗ることになりました。そのサイトが公開されたのでお知らせさせていただきます。「海外で通用する部隊になる」というメンバーの思いが込められたサイトに仕上がっています。

RaNa gRam

4月より事業部は発足していたのですが、オフィスの移転、ロゴや名刺の制作、サイトの制作など、諸々の環境を整えるまで時間がかかってしまいました。たった6人の部隊ですが、フットワークの軽さを武器に今年はモリモリ活躍していけたらと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

渡辺貞夫のコンサートを観に行った

学校で僕がギターを習っている先生が渡辺貞夫という大御所ジャズサックスプレイヤーのツアーメンバーを勤めているので、その勇士を観に行ってきた。12/15(土)、Bunkamuraオーチャードホールでの「渡辺貞夫 Christmas Gift Vol.20 SADAO WATANABE MBALI AFRICA」と題するコンサートである。

Bunkamuraオーチャードホール エントランスの様子

「MBALI AFRICA」と題するだけあって(MBALIってなんて意味だろう?)、アフリカ大陸出身のミュージシャンばかり集めたらしいツアーメンバーの中、なぜか我が師だけ日本人という、異色のラインナップ。サックス、ピアノ/キーボード、ギター、ベース、ドラム、パーカッション×2という編成もおもしろい。打楽器が3人のコンサートって初めて見たかも!?
演奏はもちろん、素晴らしかった。各メンバーの力量も十分すぎるほどに素晴らしいっていうか化け物か!っていうくらいのテクニックだし、バンドアンサンブルも素晴らしかった。会場が良かったのか、音質も素晴らしかった。アンコールでのクリスマスソングのサックスソロでは、繊細で優しい音色に思わず涙が出た。
我が師の演奏で驚いたのは、レッスンで聴いたことがあるフレーズがたくさん出てきたこと。実際に現場で演奏しているフレーズを学校でも教えてくれているんだな、と深く感激した。
とにかく、大満足である。

このクリスマスライブは資生堂さんのサポートの元に行なわれて今年で20周年なのだそう。こういったミュージシャンやイベントを企業がサポートしていくのはとても意味のあることだと思う。
帰り際のエントランスでは資生堂のスタッフが試供品などが入ったバッグを一人一人にプレゼントしていた。

資生堂の試供品

お客さんは団塊の世代と思しき年配の方が多く見られた。これだけ多くの年配の方々がこのコンサートを楽しみに来るということが、僕にとっては新鮮だった。音楽は若者だけのものじゃないんだ。
御年80になろうという渡辺貞夫氏だが、そのステージは深みがあってパワフル。氏のステージを観ることで、エネルギーをもらったような気分になる。年配の世代にとって氏は、希望の星のようなものなのかもしれない。

来年は両親を誘って行ってみたいと思う。来年の今頃、同じくこのコンサートが開かれ、両親も自分も元気でいることを祈る。