無いものねだりはやめて、腹くくれ

某サイトリニューアルの案件に、来月から取り掛かることになりました。

こういう風にできるって分かっているのに、こういう風にすればもっと効率的になるのに・・・というアイデアが、現在の自分のスキルと知識では実装できないものだったりするととてもイライラします。
・・・これはアイデアとさえ呼ばないんでしょうね。ただの無いものねだりです。

何でもモノを作るのにはコストがかかりますが、そのコストに見合うだけの成果が出なければいけません。成果が出ないものについては実行することができないのが現実です。

そんな「できない」ものについてあーでもないこーでもない、と考えるのは時間の無駄です。「できる」、もしくは「できそう」なことについて考え、さっさと実行に移した方がいいのです。

とにかく、無いものねだりはやめて「できる」ことをちゃんと見極めて設計しよう・・・と自分に言い聞かせるためのエントリーです。。

Web標準の日々に参加しました

先の連休にはWeb業界のフジロックとまで呼ばれる、Web標準の日々に参加してきました。

個人的には前回参加したCSS Nite LP, Disk 3 "Coder’s High"で燃え尽きた感があったので、今回のイベントはあまり乗り気ではなかったのですが・・・。これだけ豪華な内容で、かつ参加費も昨年のWeb標準の日に比べると格安ときた。しかしなんといってもこの"祭り"に乗り遅れるわけには行きません!というわけで2日券を購入して参加しました。

セッション登録申し込みが遅れたせいか、本命と睨むセッションには登録ができませんでしたが、当日に並んでみると意外にすんなり入場できてしまったり。そんなわけで、立ち見したものも含め、結果的に私が参加したセッションは下記になりました。

7月15日(日曜日)
A1: WCAG 2.0: 見えてきたアクセシビリティの新基準(植木 真 氏)
Z2: W3Cのこと、本当にご存知ですか?(萩野 達也 氏)
A2: スクリーンリーダー開発者が明かすコンテンツ制作のツボ(大塚 雅永 氏)
V3: デザイナーズ・ハイ デザインタイトルマッチ!(矢野 りん 氏)
X4: 転ばぬ先のプロジェクトデザイン(木達 一仁 氏)
7月16日(月曜日)
X5: 複合文書から見たXHTML+CSSとスキーマ活用(石川 雅康 氏)
D6: Web制作におけるアートディレクションとテクニカルディレクション(神森 勉 氏、佐分利 仁 氏)
D7: ビジネス・アーキテクツのコミュニケーションデザイン(森田 雄 氏)
J8: DOMから始めるJavaScriptモダンスクリプティングの基礎

初日の木達さんのセッション(X4)だけは絶対に受講したかったので、セッション登録していないにも関わらず並んで受講しました。ここで意外と余裕に座れてしまったのと、木達さんのお話が素晴らしかったので「二日目はディレクションだな」とここで頭を切り替えることができました。

二日目は「セッション登録なしでもなんとかなる」と、アンカーテクノロジーのお二人のD6、ビジネス・アーキテクツ森田さんのD7を続けて立ち見で受講。両セッションとも「分かる人には分かる」内容だったなぁ・・・という感想を持ちつつ、他ではとても聞くことができない大変に有難いお話でした。
そして何よりもこれらのセッションでは「よい仕事がしたい」という熱意が、会場中を満たしていた気がします。そこがよかった。具体的な内容については、ここでは言及しません。

そして最後に羽田野さんのJavaScriptのセッションを受講。"Web標準の日々"にふさわしく「JavaScriptは主役になってはいけない」・「JavaScriptが無効でもコンテンツの内容がきちんと伝わるHTMLを書く」という主張が軸となる、非常にテンポの良いセッションでした。内容もタメになったし、言うことなしです。今度、羽田野さんのDOMの本でも買おう。

受講したセッションの中で、自分的にナンバーワンだったのは木達さんのセッションでした。これだけは復習も兼ねて後でまとめを記事に書こうと思っています。今度の休日にでも。

とにかく関係者の方々も参加者の方々も、大変にお疲れ様でした!皆様にこの場をもってお伝えしたいことは、「とても楽しめました」という感謝の気持ちです。本当にありがとうございました!